えらい人が「月◯冊本を読んだ!」みたいなことを言ってるネット記事やら本やらをよく見る。 けれど大切なのは、本をどれだけ読んだかではなく、本からどれだけの知識を得たかである。さらに言えば、本で得た知識をどれだけ日々の生活や仕事に生かすことができたかである。
10冊分の読書感想文を書かなければならない夏休みの小学生のように、本を読むこと自体が目的なのでなければ、数を読むより、有用なことがたくさん書いてある一冊の本をしっかり読み込む方が有意義だし効率もいい。
しかし現実的には、「これを読み込めばオッケー!」と思えるような本をピンポイントで見つけることは難しい。
出会えるいい本の数=本を読んだ冊数×的中率
と考えれば、本をたくさん読むのも1つの手ではある。ただし、時間と集中力が有り余っているならまだしも、好きなだけ読書できる時間を確保できる人は稀だろう。少なくとも僕は、気になった本を片っ端から読みきるほどの時間と気力は捻出できないでいる。
要するに何が言いたいかと言うと、質の良い本、自分の問題意識にピンポイントで刺さる本を探すスキルは、本を読まなければならない社会人が時間を有益に使うために重要だということだ。
前回も書いたように、それは決して簡単なことではないけれど、身につける価値のあるスキルだと思っている。
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