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持ち株解説① マスターカード

 

今日は自分の持っている銘柄の1つであるマスターカードについて解説したいと思います。

私のマスターカード保有歴

僕は銘柄絞って集中投資するスタイルなので、同時に持つのはせいぜい5、6銘柄なのですが、たまに売って様子を見ている時期はあるものの、マスターカードは3年以上ポートフォリオに入れ続けています。

初めて買った時が94ドルで、今が300ドルなので、3倍以上になってますね。その全部を利益に出来たわけではないですが、かなり僕の利益に貢献してくれています。しかも、単に市場の過熱で上がっているわけではなく、利益の伸びに伴う株価の上昇なので、株価の上下動がそんなに激しくなく安心して持ってられる超優良銘柄でした。

どうしてそんなに安定して株価・利益が伸びているの?

このマスターカードがなぜこれほど安定して利益を伸ばせているのか簡単に説明すると、なんと言っても「ビジネスモデルがいい。」ということに尽きます。

たくさんのお店で使えるクレジットカードだからこそたくさんの人が持つ。
たくさんの人が持っているクレジットカードだからこそたくさんのお店がそのカードを使わせる。

つまり、「顧客(カード所有者)の増加」と「サービスの利便性(クレジットカードが使えるお店)の増加」が相互に影響し合いどんどん増加していくビジネスモデルなんですよね。いわゆる「ネットワーク効果」です。

こういうビジネスモデルの業界では、新規参入の脅威は低く、寡占が進みがちです。

加えて、手数料で稼いでるから収入も安定しているし、限界コストも低い。手数料収入は、最近はやりのサブスクリプションと同じで原理で、手数料という収入形態は、時期ごとのバラツキが少なく利益が安定し、投資の見通しも立てやすくなるというメリットがあります。

自分がビジネスやるならこういうビジネスがやりたいなって思う最高のビジネスモデルです。実際、ほぼ同じビジネスモデルのビザもマスターカード同様に安定して大きく株価を伸ばしています。

まとめ

ネットワーク効果を持ち、手数料という安定的な収入形態を持つマスターカードは、これまで素晴らしい利益を上げてきてくれました。

最近ではLINE PayとかPayPayとか、クレジットカード以外の決済手段が日本でも普及してきているので、その影響がクレジットカードビジネスにどのような影響を及ぼすのかは注視する必要がありますが、そこで大きな問題がない限りは、今後とも長く保有していきたい銘柄です。

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nuk
理論を学ぶだけでなく、実際に使ってみる、実践型経営コンサルタント。 東京大学法学部卒業後、キャリア国家公務員になるも、ビジネスで身を立てるため現職へ。